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今回レビューするのは、2019年9月にサービスを開始した MugenWiFi というサービスです。
MugenWiFi は どんなときもWiFi をかなり意識しているようで、非常に似ているサービスです。
そして運営会社に取材したところ、MugenWiFi は2019年11月8日にサービスを改訂しました。
・初期費用が安くなる 6000円→3000円
・24ヶ月契約後は端末返却義務がなくなる
・解約違約金が減額される 30000円→9000円
このサービス改訂によって変わったことをより詳しく解説し、どんなときもWiFiと比較して、具体的に、料金、端末、通信、解約条件、補償、海外利用、運営会社の7つの項目毎に解説します。
MugenWiFi について、知りたい方はぜひチェックしてください。
MugenWiFi ふじもん 緊急企画の特別コラボ
MugenWiFi を簡単に紹介すると
MugenWiFi は、ソフトバンク回線が無制限で使えるモバイルWiFiサービスです。
データ通信容量は無制限で、速度制限などもありません。
そして、MugenWiFiは、月額3280円は業界最安級です。
契約期間は2年契約です。
2019年10月のサービススタート時点では初期費用が6000円でしたが、2019年11月のサービス改訂により初期費用が3000円に改訂されたことで、24ヶ月の総額で計算すると どんなときもWiFi よりも安いです。
(※詳しくは料金比較で詳しくまとめます。)
つまり結論からいうと、MugenWiFi は、どんなときもWiFiとほぼ同じ条件なのに、安く契約できるのは事実です。
ただし、まったく一緒というわけでもないので、細かく比較して違いや特徴を、7つの項目毎に解説しますね。
MugenWiFi の料金プラン
MugenWiFi の料金プランは、2種類あります。
U2sをレンタルする格安プランと、G4をレンタルするアドバンスプランです。
※最新のG4のレビューは別記事でまとめています。
わたしがMugenWiFiでおすすめするのは、U2sをレンタルする格安プランです。
どんなときもWiFiと同じ条件で安く契約できるのは、格安プランの方です。
このプランがどれだけすごいのか、どんなときもWiFiと比較しますね。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]MugenWiFiは11月8日からサービス改訂で、初期費用が6000円から3000円になりました。[/voice]改定前 | 改定後 | |
---|---|---|
初期設定費用 | 3000円 | 0円 |
事務手数料 | 3000円 | 3000円 |
初期費用計 | 6000円 | 3000円 |
超大事なところなので、しっかりと計算式で解説します。
(改訂前)
補償なし:月額3280×24ヶ月+初期費用6000=84720
補償あり:月額(3280+500)×24ヶ月+初期費用6000=96720
(改訂後)
補償なし:月額3280×24ヶ月+初期費用3000=81720
補償あり:月額(3280+500)×24ヶ月+初期費用3000=93720
補償なし:月額3480×24ヶ月+初期費用3000円=86520
補償あり:月額(3480+400)×24ヶ月+初期費用3000=96120
補償プランに加入してもしなくても、MugenWiFiの方が安いです。
補償あり:2年総額で2400円安い
しかも、どんなときもWiFiの月額料金は、2年契約が終わった後には、500円高くなりますが MugenWiFi はそのまま永久定額です!
ただし、わたしが思うに、2年以上使うことは無く、契約期間の2年がきたら、新しい機種に変えたりサービスを乗り換えた方が絶対に良いと思うので、原則的に2年間使った場合を比較しました。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
契約期間 | 2年 | 2年 |
月額料金 | 3280円 | 3480円 |
2年目以降料金 | 3280円 | 3980円 |
初期費用 | 3000円 | 3000円 |
端末費用 | 0円 | 0円 |
端末補償 | 500円 | 400円 |
2年総額 (補償なし) | 81720円 | 86520円 |
2年総額 (補償あり) | 93720円 | 96120円 |
支払方法 | クレジットカードのみ | クレジットカードが口座振替 ※1 |
※1 ちなみに どんなときもWiFi は、口座振替もできますが、その場合は月額料金が3980円で、2年目以降の月額料金は4480円になります。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]率直な感想は MugenWiFi は後発サービスなので、完全に どんなときもWiFi を意識した料金プランにしたな。と思いました。[/voice]料金プランで比較したら、11月8日のサービス改訂で、補償ありなしに関係なく、どんなときもWiFiより安く契約できることが確認できました。
どんなときもWiFiより安い
MugenWiFi の端末
MugenWiFi のU2s端末は、どんなときもWifiとまったく一緒です。
どちらが良いということでもありません。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
端末名 | U2s | U2s |
バッテリー容量 | 3500mAh | 3500mAh |
持続時間 | 約12時間 | 約12時間 |
同時接続数 | 5台 | 5台 |
バッテリー容量や、同時接続数も、端末については、どんなときもWiFiとまったく一緒です。
MugenWiFi の通信速度や通信品質
MugenWiFi の通信回線は、どんなときもWiFiと一緒です。
日本国内も、海外も、クラウドSIMです。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
国内通信回線 | クラウドSIM | クラウドSIM |
データ容量 | 無制限 | 無制限 |
速度制限 | なし | なし |
海外通信回線 | クラウドSIM | クラウドSIM |
日本国内では、データ通信容量は無制限で、速度制限などもありません。
ちなみに、2019年11月時点では、どんなときもWiFiのクラウドSIMは、ほとんどの場合ソフトバンク回線を選択して利用しています。
MugenWiFi もどんなときもWiFiも、通信回線は一緒と考えて問題ありません。
ソフトバンクの通信エリアは、ソフトバンクの公式サイトで公開されているので、ご自身の生活エリアをチェックしてみてください。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]モバイルWiFiで有名なWiMAXは、データ容量は無制限ですが、3日で10GB以上を使用すると、速度制限がかかるのが弱点です。そして、WiMAXはビルや地下鉄に非常に弱いというのも弱点です。
これを解決したのが、どんなときもWiFiだったので、いまモバイルWiFiサービスでどんなときもWiFiが人気なのです。
つまり、通信速度や通信品質については、MugenWiFi もどんなときもWiFiも、一緒と考えてOKです。[/voice]
だから、WiMAXからどんなときもWiFiに乗り換えていた人が、これからはWiMAXから乗り換える候補は、
どんなときもWiFiだけではなく MugenWiFi も候補に充分になりえるということですね。
どんなときもWiFiが、いま人気なのは、データ容量が無制限なのに、速度制限がないというのが理由です。
そして渋谷駅での計測結果を比較しました。
渋谷駅前 | ダウンロード速度 | アップロード速度 | ping値 |
---|---|---|---|
WiMAX | 9.20Mbps | 43.80Mbps | 217ms |
どんなときもWiFi | 12.18Mbps | 5.12Mbps | 42ms |
MugenWiFi | 11.83Mbps | 5.84Mbps | 81ms |
過去にWiMAXやどんなときもWiFiを計測したので、それと比較すると悪くない数値でした。
MugenWiFi の通信は、まったく問題ないと断言できます。
MugenWiFiの解約条件
MugenWiFi の解約条件は、2年以内だと解約違約金が発生します。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]MugenWiFiは11月8日からサービス改訂で、解約条件が変更になりました。[/voice]とても大事なことなので、詳しく解説します。
(改訂前)
1~12ヵ月:30000円
13~24ヶ月:25000円
25ヵ月:0円
26ヶ月以降:9500円
(改訂後)
1~12ヵ月:9000円
13~24ヶ月:5000円
25ヵ月:0円
26ヶ月以降:0円
※24ヶ月以内に解約した場合は、端末を返却する必要があります。
1~12ヵ月:19000円
13~24ヶ月:14000円
25ヵ月:0円
26ヶ月以降:9500円
解約条件は、どんなときもWiFiと似ていますが、解約違約金が低く設定されています。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
解約違約金 | 12ヵ月未満:9000円 24ヶ月未満:5000円 契約更新月:0円 それ以降:0円 | 12ヵ月未満:19000円 24ヶ月未満:14000円 契約更新月:0円 それ以降:9500円 |
契約更新月 | 1ヶ月間 | 1ヶ月間 |
つまり、2年以上契約していれば、端末の返却の必要が無いということが、注目ポイントです。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]解約違約金も、大幅に減額されています。[/voice]MugenWiFi の解約条件は、サービス改訂で、リスクがかなり少なくなったという感じです。
MugenWiFi の補償
MugenWiFi の端末補償は月額500円です。
MugenWiFi の契約書や利用規約をしっかりチェックしました。
補償プランに加入は、必須ではありません。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
補償料金 | 月額500円 | 月額400円 |
補償内容 | 端末の故障 水没による故障 ※盗難による補償なし | 端末の故障 水没による故障 ※盗難による補償なし |
加入義務 | 初月含め義務なし | 初月含め義務なし |
補償内容は、どんなときもWiFiの補償とほぼ同じです。
僅差ではありますが、補償についてはどんなときもWiFiの方が料金が100円安いというぐらいです。
ですからこういった補償プランの料金というよりは、初月だけは加入必須という他のWiFiサービスと比べると、 MugenWiFi の補償プランの設定は、全然OKと思いました。
とはいえど、補償についてはどんなときもWiFiの方が好条件です。
MugenWiFi の海外利用
MugenWiFi は、海外でも利用することは可能です。
海外での利用料金は、どんなときもWiFiとほぼ一緒で、月額料金以外に料金が必要になります。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
利用可能エリア | 合計134ヵ国 | 合計107ヵ国 |
エリアA | 1日1200円 (データ1GB) | 1日1280円 (データ1GB) |
エリアB | 1日1600円 (データ1GB) | 1日1880円 (データ1GB) |
対応している国はほとんど一緒ですが、料金が若干MugenWiFiの方が安く設定されています。
例えば、インドネシアのバリ島で使うことを想定した場合、どんなときもWiFiは1日1GBで1280円で、MugenWiFiは1日1GBで1200円です。
つまり、MugenWiFi を海外で利用するのもまったく問題ないという感じです。
MugenWiFi の運営会社
MugenWiFi の運営会社は株式会社surfave(サーフェーブ)という会社です。
2019年6月に設立されたばかりの会社で、会社規模は非常に小さいです。
MugenWiFi | どんなときもWiFi | |
---|---|---|
サービスリリース | 2019年10月 | 2019年4月 |
会社名 | サーフェーブ | グットラック |
住所 | 東京都渋谷区恵比寿 | 福井県福井市栂野町 |
ホームページ | https://www.surfave-inc.com/ | https://good-luck-corporation.co.jp/ |
実績 | 実績なし | MVNO事業を2010年頃からしている |
どんなときもWiFiの運営会社と比較すると、実績や信頼度はかなり違うと思います。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]わたしは実際にMugenWiFiの運営会社であるサーフェーブに取材をしましたので、悪い会社だとは思いませんでした。[/voice]ただ、これまでの実績などで比較するなら、どんなときもWiFiの方が圧倒的に実績があるという認識です。
料金で選ぶならMugenWiFiを選ぶのが妥当
まとめます。
MugenWiFi は、クラウドSIMに対応しているモバイルWiFiサービスで、ずっと月額3280円で使えるのが特徴です。
データ通信容量は無制限で、速度制限などもありませんから、ほとんどどんなときもWiFiと一緒のサービスといってOKです。
基本的には MugenWiFi と どんなときもWiFi は、かなり似ているサービスです。
WiFiやインターネット回線の選び方について、詳しいわたしが細かく比較した感じでは以下の通りです。
- 料金 MugenWiFi が勝利
- 端末 どっちも同じ
- 通信 どっちも同じ
- 解約 MugenWiFi が勝利
- 補償 どんなときもWiFiが僅差で勝利
- 海外利用 MugenWiFi が僅差で勝利
- 運営会社 どんなときもWiFiが勝利
わたしが7つの項目で比較した感想をまとめるとこんな感じです。
つまり、わたしは
料金で選ぶなら、MugenWiFi を選ぶのが妥当だと思います。
ただし、できたばかりの会社で、サービス改訂したばかりなので、
信頼度というところでは、どんなときもWiFiと比較すれば、圧倒的に不安な要素が多いというのが率直な印象です。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/Anxious-person.png” name=”” type=”l”]MugenWiFi って大丈夫かな?
他にもっと良いWiFiサービスが無いかな?
[/voice]と心配している人は、
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/reporter.jpg” name=”” type=”l”]現実的に料金で比較するなら MugenWiFi がおすすめ。ただ実績や信頼度などを気にするなら、どんなときもWiFiが良いかも。[/voice]
という感じです。
サービスの契約内容は11月8日に改訂されて良くなったけど、まだ実績が少ないですからね。
とはいえど、WiMAXと比較するぐらいなら、全然 MugenWiFi の方が良いと思いますよ。
U2s端末で無制限で速度制限がない
これからのMugenWiFi で、新たな動きや、気づいたことがあれば、ここに追記していきます。
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