Googleサーチコンソールのカバレッジレポートで、エラーが大量に報告されていました。
エラーの内容は『URLのクロールに問題があります』や『リダイレクトエラー』といった様々なエラーがたまっていました。
そしてそのサイトのアクセスが前年比90%ダウンという状況になっていました。(※このブログではない他のサイトです)
完全に問題を解決できたわけではないですが、いろいろ調べて対応したことが、きっと誰かの役に立つと思うので、情報を共有します。
サーチコンソールのカバレッジレポート
エラーが165も表示されていた

(色々な事情でサイトURLの公開は控えますが、)わたしがサプリメントなどの紹介をするサイトのGoogleサーチコンソールのカバレッジレポートで、エラーが多発していました。
このサイトは、残念ながら2018年のGoogleによる『健康アップデート』でアクセスが激減したサイトです。
アクセスは前年比90%ダウン

このサイトは月間10万PVぐらいあった中規模のサイトです。
これが1年間で1万PVぐらいまでに下がりました。

検索クエリも吹っ飛びまくっている

商標キーワードも含まれていますが、基本的にはサプリメントを紹介するようなサイトで、記事数は200を超えています。
結構主要のビックワードでも1位表示されていたサイトですが、まさかこの1年でここまで下落するとは思っていませんでした。
ただここまで落ちるのは、単純にGoogleのアップデートだけでなく、なにか他にも問題だったはずと思って、調べたのが今回です。
URL検査の結果が意味不明でこまった
URL検査の結果
GoogleサーチコンソールでカバレッジレポートのURLを検査してみました。
ある複合キーワードで月間3万円ぐらい稼いでいたURLも、健康アップデートの影響かわかりませんが、吹っ飛ばされています。
『URL検査』Googleに登録されていない状態でした。

コンテンツの品質は、低品質ではなく、どちらかといえばしっかり体験した内容をまとめている記事コンテンツです。
だから、自信をもって『インデックス登録をリクエスト』してみました。
申請もキッパリ断られる

そうしたらインデックス登録のリクエストが失敗しました。
インデックス登録が失敗したんじゃなくて、リクエストするのが失敗です。

Googleサーチコンソールの新機能『ライブテスト』を表示させてみたところ、

Googleに登録できません!とキッパリとお断りされました。

謎の判定で、その理由らしきことが、『リダイレクトエラー』と。
リダイレクトしていないし、なんでこんなエラーが出るんだ。と不思議でしょうがありませんでした。
ハッキングされているわけでもない
該当のURLは、リダイレクト設定していないので、もしかしたらクローキングのような攻撃を受けているのかな?と思って、セキュリティチェックしてみました。
WordPressサイトがハッキングされているか確認する方法
Googleのブラウジング診断でも問題は発見されませんでしたし、Googleサーチコンソール上でもハッキングされているようなレポートはありませんでした。
リダイレクトエラーの原因と対処
今回Googleサーチコンソールのカバレッジレポートで『リダイレクトエラー』が表示されるURLを調べてみると、日本語スラッグは、URLがかなり長くなるので、これが原因でリダイレクトエラーではないかと仮説を立てました。

上記の画像の赤枠部分のようなスラッグが日本語で設定した場合はURLも日本語で表示されます。
ただし厳密には日本語ではなくPunyCodeに変換されます。
例)SEO内部施策 → xn--seo-rz1ei83g3x2amt5a
ソース確認すると文字化けしていた
URL検査で『リダイレクトエラー』が表示されたWebページは、全部日本語スラッグのWebページだったので、
そのWebページのソースを確認すると、

確かに301ステータス(リダイレクト)と表示されており、さらに記事タイトルなどがソースコードでは文字化けしていました。

参考までに、URL検査でエラー表示がないWebページのソースコードを確認したところ、

レスポンスは200ステータス(通常)を表示しており、記事タイトルやディスクリプションは文字化けしていませんでした。
日本語スラッグを書き換えたら合格した
仮説を検証するために、日本語スラッグを短い英単語に書き換え保存し、301リダイレクト設定をして再度GoogleサーチコンソールのURL検査をしてみました。
そうしたら、

このようにURL検査で合格になりました。
もちろんこのままインデックス登録をリクエストできました。
日本語スラッグが原因だとは
今回の検証でわかったことは『日本語スラッグ』がリダイレクトエラーに引っかかっていた可能性が高いということです。
これまで日本語スラッグのURLでエラーが発生したという人はほとんどいないと思います。
ちなみに、今回の事例をGoogleのウェブマスターフォーラムで確認したところ、この事例はありませんでした。
またSEOのテクニックとして日本語ドメインや日本語スラッグをあえて使っている人は、結構多いと思いますが、それがGoogleに弾かれる可能性があるなんて、かなりビックリです。
低品質なコンテンツとか、被リンクとかそういう話ではないですね。
これまでSEO対策で日本語スラッグが有利と言われている風潮がありましたが、今後は日本語スラッグはリスクだと思いました。
ですから日本語スラッグはやめて、英語を入力してスラッグは正しく設定した方が良いと思います。

ここまでよく落ちてくれたなという感想で、涙も出ません。