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Googleの検索アルゴリズムは定期的にアップデートされていますが、2019年3月に大規模なアップデートがありました。これをフロリダアップデートといいます。
このフロリダアップデートは、以前から重視されていた専門性、権威性、信頼性のうち、特に権威性と信頼性を重視している結果となっています。
というのも、コンテンツだけで勝負していたサイトが、軒並み検索順位を落としているからです。
(※専門性が高かったサイトが圏外ではなく検索順位を落としている)
今後のSEO対策では、権威性や信頼性をどのように上げていけば良いのでしょうか?
フロリダアップデートによって、今後はどのような対策をすべきなのか、まとめました。
フロリダアップデートとは
Googleの検索アルゴリズムは、2015年ごろから『E-A-T』を重視していました。
E-A-Tとは、Expertise (専門性) 、Authoritativeness (権威性) 、TrustWorthiness (信頼性) のことです。
ここ最近のSEO業界では、この専門性、権威性、信頼性を担保できるWebメディアが、検索順位を上げることができると考えられていました。
ただ今回のフロリダアップデートは、
Authoritativeness (権威性) と TrustWorthiness (信頼性) を重視する
傾向が高くなっているように感じます。
というのも、今回のフロリダアップデートで、大打撃を受けたのは、ブログやアフィリエイトサイトばかりです。
公式サイトや大規模通販サイトが検索上位されやすくなっています。
誰もが知っている企業が運営するサイトが上位表示されるようになった
(※特に公式サイトやAmazon)
信頼性を担保しにくい個人サイト(アフィリエイトサイト含む)が上位表示にしくくなった
今回のフロリダアップデートでは、専門家が運営するサイトでも、大きく検索順位を落としたケースが多く見受けられます。
今後は権威性と信頼性がさらに重視される
今後の検索アルゴリズムが、どうなっていくかは、誰にもわかりません。
ただ、これまでのGoogleの傾向からすると、より『E-A-T重視の傾向が強くなる』と考えた方が良いでしょう。
実際に3月以降は、どのサイトよりも詳しいことが書いてあるというような専門性が高いページが、検索上位をとりづらい状況になってきました。
専門性 が重要なのは、これからも変わらないと思います。
ただ、専門性ばかりを追求しても、SEO対策はムリな感じがします。
これからのwebメディアがより力を入れなければならないのは、権威性 と 信頼性 なのかと判断して良いと思います。
では、権威性と信頼性とは何なのでしょうか?
これを重視するためにすべきことは何なのでしょうか?
権威性と信頼性について、深堀して解説します。
権威性があるサイトとは
そもそも権威性とは、知名度が高い人が発言したことによって、行動を無意識のうちに従ってしまう人間の性質のことです。
ネット上で言えば、イケダハヤト氏のような人ですかね。
イケダハヤト氏は、Wikipediaで解説されるぐらいの有名人です。
また検索結果の右側には、本人の写真も表示されています。
こういう人が権威性があるということでしょう。
つまり、サイト名で検索されたら、権威性のあるサイトと考えて良いと思います。
名前で検索されたり、サイト名で検索されるというのは、ユーザーに認知されているということなので、ブランドみたいなものですね。
当サイトは、まだまだ権威性があるとは言えませんが、サイト名で検索すれば一番上位に表示されています。
ネット上で有名なイケダハヤト氏は、名前で検索される回数も多いでしょうから、圧倒的に権威性があると思われます。
このように指名検索が多いサイトは、フロリダアップデートの影響をあまり受けていないと思われます。
実際に、指名検索されるということは、ユーザーが認知し記憶しているから検索しているのであって、Googleはそういうサイトの検索順位を下げることは考えにくいですよね。
つまり今後は、名前やサイト名で『指名検索される』というのが権威性があると考えて良さそうです。
信頼性があるサイトとは
信頼性とは、社会的に責任が追求することができることです。
実際今回のフロリダアップデートでは、個人サイトが上位表示しにくくなりました。
つまり信頼性は、個人より法人の方があると考えるべきでしょう。
信頼性があるサイトとは、以下のようなサイトだと考えられます。
・サイト運営者が責任がある存在である
(個人事業主ではなく法人)
・ネット上だけでなく実態する存在である
(匿名ではなく個人名で、所在地が明確に記載されている)
・サイト運営者が専門知識があって権威がある
(専門性と権威性を兼ね備えている)
運営者情報が明記されているのはもちろん、法人であれば所在地や事業内容が明記されている方が、信頼できると考えるのは当然です。
個人がハンドルネーム等の匿名で良いコンテンツを作っても、信頼されるサイトとは、現時点では言い難いですね。
特定のジャンル(健康系・金融系)では、個人のサイトではなく、法人サイトの方が、圧倒的に信頼できるとGoogleが判断していると思われます。
つまり今後は、匿名で運営しているサイトは、信頼性が担保できないので、運営者情報の明示がポイントになると思います。
まとめ
今回のフロリダアップデートは、ネット業界を激震させるレベルでした。
また今後、このような検索アルゴリズムのアップデートは続き、特定のジャンル(健康系・金融系)では、個人サイトが上位表示されるのは、非常に限定的になっていくと思われます。
いままでは、専門性が高くて良いコンテンツさえ作れば、なんとか上位表示できていた時代でしたが、今後はその手法は通用しなくなっていくかもしれません。
ただ『E-A-T』が重視される中でも、Googleは閲覧者にとって役に立つ情報を、上位表示させるはずです。
(と、信じています。)
今後のSEO対策で重要なのは、専門性を高めつつ、権威性や信頼性を高めることも含めてしないと、SEO対策としては不十分だということなのかなと思います。
コンテンツだけで勝負できる時代ではなくなったので、方向性を変えていくべきですね。
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