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WordPressでブログを運営する際に、『カテゴリ』と『タグ』をどう使い分けたら良いのでしょうか?
『カテゴリ』と『タグ』には、それぞれ特徴があり、違いを理解しないと、SEO的に不利になる可能性があります。
今回は、『カテゴリ』と『タグ』の使い分けについてまとめました。
カテゴリとタグの違い
カテゴリとは
カテゴリとは、サイト内の記事をジャンルで分類して、ユーザーに情報がわかりやすいように設定するものです。
例えると『フォルダ』のようなものです。
カテゴリは親子関係のような階層的な構造が可能です。
タグとは
タグとは、サイト内の記事に含まれるキーワードを分類して、ユーザーがそのキーワードに関する情報を見つけやすくするように設定するものです。
例えると『ふせん』のようなものです。
タグは親子関係のような階層的な構造はもてません。
カテゴリとタグの比較
項目 | カテゴリ | タグ |
---|---|---|
設置目的 | ジャンル | 関連キーワード |
例えると | 『フォルダ』のようなもの | 『ふせん』のようなもの |
階層的構造 | 階層的な構造が可能 ※親子関係OK | 階層的な構造はない ※親子関係はない |
設定可能数 | 複数のカテゴリ設定が可能 | 複数のタグ設定が可能 |
注意点 | 1記事に複数カテゴリは可能ですが、ペナルティリスクなどで推奨できません。 | 現在タグはあまり使われていないので、あまり推奨できません。 |
カテゴリとタグの注意点
複数カテゴリ設置は重複コンテンツとみなされる危険がある
パーマリンク構造にカテゴリ名が入っているサイトで、1つの記事に複数カテゴリ設定すると重複コンテンツとみなされる危険があります。
この重複コンテンツというのは、Googleがペナルティ対象としているので、SEO的に不利になる可能性が高いです。
カテゴリは原則1記事、1カテゴリにしましょう。
タグは推奨されていない
Googleの検索部門の責任者マットカッツ氏は、タグを多く設置することをすすめていません。
むしろタグは使わないほうが良いとも言っています。
わたしのブログは、タグは使わずにカテゴリを使っています。むかしは世間的にタグを使うことが流行ったけど、現在タグはあまり使われなくなっています。
タグは、大量のリンクを作ってしまい意図したページにページランクを流すことができなくなる可能性があります。だからわたしは、タグは使わないのが良いと判断しています。
タグを使ってはいけないとまでは言いません。でも使うなら、どんなタグを使うのかを、よく考えたほうがいいでしょう。
YouTube意訳:Google Webmasters
実際、マットカッツ氏のブログはWordPressで運用されていますが、確かにカテゴリはあるものの、タグは使われていません。
マットカッツ氏のブログ(https://www.mattcutts.com/blog/)
ですからよほどのことがない限り、タグは使わない方が良さそうです。
カテゴリとタグの使い分け方法
以上のことから、わたし自身の『カテゴリ』と『タグ』の使い分け基準をまとめました。
カテゴリは1記事1つに設置
記事数が500を超えてくると、カテゴリ数も多くなってきます。
そんな時に、『この記事はどっちのカテゴリもあてはまるな。』と思うこともあります。
でもそんな時でも、カテゴリは1記事1つに設置するようにしています。
どっちにするかはユーザーの視点で考えれば良いと思いますし、最終的にはGoogleがしっかり判断してくれると思います。
カテゴリで親子関係を持たせるのはOKだけど
パーマリンクにカテゴリ名が入っている場合、カテゴリに親子関係を持たせるとGoogleも評価してくれる可能性があります。
- ドメイン/wordpress/theme/記事名
- ドメイン/wordpress/plugin/記事名
という風にURLに階層的な構造を持たせることで、WordPressというリンクジュースも作れます。
これは過去、SEO的にも有利といわれていました。
ただ、最近はパーマリンクにカテゴリ名を入れない方が良いといわれるようになっています。
それはつまり、パーマリンクでカテゴリ名を入れていない場合、カテゴリで親子関係をもたせても、URLに反映されないということになります。
このサイトも、パーマリンクは『投稿名』のみでカテゴリ名はパーマリンク構造に入れていません。
ですから、このサイトでは親子関係は持たせる意味があまりないと判断しています。
タグは原則使わない
マットカッツ氏のコメントにあるように、2018年現在では、一般的なWordPressのサイトでタグを使う意味はあまり内容に思います。
ユーザー視点で判断し、カテゴリと違う切り口で分類したほうが良いと判断した場合は、使うこともあるかもしれませんが、できるだけ使わないほうが良いでしょう。
もし使うことになっても、タグページにはnoindexを適用したほうが良いですね。
もしタグを運用する場合は、All in One SEO Packというプラグインなどで、タグにnoindexを付けましょう。
ユーザーにとって良いサイトにすることを考える
カテゴリとタグの使い分けを考える際には、サイト運営者の都合ではなく、ユーザー視点で判断しましょう。
カテゴリもタグも設置すれば良いということではなく、できるだけストレスなく知りたい情報にたどりつけるような設定が理想です。
またそれをGoogleのような検索エンジンが手助けしてくれるので、カテゴリの設定もタグの設定も、できるだけシンプルにしたほうが良いですね。
まとめ記事を作るほうがユーザーには良い
わたしは、カテゴリやタグで情報をまとめるより、ひとつの記事として、ユーザーにわかりやすいようにまとめ記事にしてあげたほうが良いと思います。
たとえば新宿ランチブログを例に紹介しましょう。
カテゴリで『カレー』と分けてあげるのも良いですが、
それよりも『新宿のおすすめカレー』というように記事にしてあげた方が良いです。
カテゴリ一覧より、カテゴリをまとめた記事の方が、コンテンツの質も高いですよね。
ですから、カテゴリやタグの使い分けに悩むぐらいなら、そのまとめたい情報で記事を作るのが一番良いと思います。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2017/06/660e8b5b4c125d0947367ef0b8536170.jpg” name=”” type=”l”]そういうまとめ記事が、Googleに評価されやすいのも事実です。カテゴリやタグに頼ることなく、ひとつの記事としてぜひコンテンツをつくってみてください。
Googleに評価される=ユーザーにとって良い ということです。[/voice]
カテゴリとタグの使い分けや注意点の参考になれば幸いです。
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