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Webサイトからの問い合わせを増やしたいけど、どうしたらよいかわからない。
とりあえず問い合わせページは用意しているけど、なんで問い合わせが増えないんだろう。
こういった疑問を持っている方は非常に多いです。
わたしは現在、Webサイト制作やWebコンサルティングを数社にしていますが、その事例を紹介しながら解説します。
Webサイトからの問い合わせを増やす前にすること
Webサイトからの問い合わせを増やしたなら、まずは現状の把握をしましょう。
把握すべきことは、2つあります。
1つ目はマーケティング面の数字情報です。
2つ目はシステム的な構造の情報です。
それぞれ解説します。
数字情報を正確に把握する
マーケティング面の数字情報とは『アクセス数』と『問い合わせ数』です。
アクセス数は、Googleアナリティクスで確認できます。
問い合わせ数は、メールをチェックすれば確認できます。
そもそも問い合わせが、無いから悩んでいると思うのですが、
Webサイトのアクセス数があるのかないのかによって、戦略は変わります。
そもそもWebサイト自体にアクセスがなければ、SEO対策が必要ですし、広告を出稿することを検討しましょう。
システム構造を正確に把握する
Webサイトのアクセス数があるのに、問い合わせ数がゼロの場合は、問い合わせページのシステムの問題が考えられます。
問い合わせページのシステムは、最新のシステムに更新されているのか、バージョンが古くて問い合わせページのシステムに不具合が発生していないのか、確認しましょう。
またWebサイトにアクセスがあるのに、問い合わせ数がゼロの場合は、問い合わせページへの内部リンクに不備があったり、問い合わせページへの誘導がうまくできていない可能性が高いです。
Webサイトのシステム構造を正確に把握して、問い合わせページのシステムを最新のバージョンにするだけで良いのか、またはWebサイトの全体の誘導を変更した方が良いのか、検討します。
Webサイトのシステムが古い場合は、これを機にWordPressに移行しておくことも検討しましょう。
後々の運用コストなどを考慮すれば、サイト全体をWordPressで管理した方が良いです。
Webサイトからの問い合わせを増やす方法
Webサイトのアクセスを増やす
Webサイトにアクセスが全くなければ、問い合わせページをどんなに作り込んでも、問い合わせは増えません。
まずはアクセスを増やしましょう。
Webサイトのアクセスが少ないサイトの特徴は、以下です。
・専門用語ばかりでわかりにくい言葉ばかり
・読む価値がないページばかり
・知りたいことが書かれていない
・文字ばかりで読む気が失せる
・古いシステムでページの表示が遅い
・スマートフォン対応していないので文字が小さすぎる
このようにアクセスが少ないサイトは、読みにくいという傾向があります。
これらを改善しないと、Webサイトのアクセス数は増えませんし、問い合わせも増えません。
そして重要なのは、問い合わせしてもらうための情報を、わかりやすく公開していることです。
普通の人が思っているほど、コンテンツの内容って読んでもらえません。
アクセスがあったとしたら、眺められているといういうレベルです。
だから、いろんな角度でコンテンツを作成して、問い合わせしたくなるようにすべきです。
Webサイトのアクセスを増やすためには、SEO対策の専門家に相談するのが良いと思います。
またSEO対策は、長い目でWebサイトを改善していく方法ですが、いますぐ問い合わせを増やすなら、広告出稿を検討しましょう。
対策方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
SEO対策 | 広告費がなく見込み客を獲得できる | 半年以上の時間が必要になる |
広告出稿 | すぐに見込み客を獲得できる | 広告出稿をやめたら見込み客を獲得できなくなる |
SEO対策も、広告出稿も、どちらにもメリットとデメリットがあります。状況に合わせて、判断すべきですね。
SEO対策も、広告出稿も、自分でやれるのがベストですが、やはり専門家に相談するのが良いと思います。
わたしも個人で請けています。月額10万円程度からでして、詳細は下記からご連絡ください。
問い合わせページに誘導をする
Webサイトのアクセス数が多いのに、問い合わせが無いってどういうことでしょうか?
もう言っちゃいますけど、問い合わせページがどこにあるかわからないパターンが圧倒的に多いです。
本当に問い合わせを増やしたいなら、問い合わせページへの誘導をしっかりと考えなければいけません。
それなのに、
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/04/salary-man.png” name=”” type=”l”]サイトのデザインをかっこよくしないと、問い合わせページのアクセスが増えないだろう…。[/voice]そんなことを言っている人は、無視しても良いですね。
全然わかっていません。
トップページの目立つところに『問い合わせはこちらから』と記載するのもOKですし、
問い合わせしてもらうための情報がわかりやすく書かれているところの近くに、
『お問い合わせはお気軽に』という風に、
問い合わせしたいと思った人が、すぐにアクションできるようにしておくべきです。
問い合わせページの項目を減らす
Webサイトのアクセス数が多く、問い合わせページもたくさん見られているのに、問い合わせが無いってどういうことでしょうか?
もう言っちゃいますけど、問い合わせ段階で不必要な項目の入力が多すぎです。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/04/salary-man.png” name=”” type=”l”]電話番号がないと、何かあった時に連絡がとれなくなってしまうんじゃ…。[/voice]そんなことを言っている人は、無視しても良いですね。
問い合わせ段階で、電話番号とか、住所とか、生年月日って必要でしょうか?
必要ないです。
メールで充分連絡は取れますし、電話番号を入力するのって、すごく抵抗があるんですよ。
本当に問い合わせを増やしたいなら、最低限の項目にしましょう。
・メールアドレス入力欄
・問い合わせ入力欄
電話番号や住所は、必要になったら聞けるようにすれば良いです。
問い合わせしてもらってから、必要に応じてメールで確認すればよいことですよね。
見込み客のつもりでテストする
あとわたしがこれまでアドバイスしてきた会社のほとんどで言えることが、問い合わせページのテストを適当にしすぎている会社が多すぎるということです。
問い合わせページの項目が多すぎる場合は、大抵見込み客のつもりになって、問い合わせのテストをしていません。
問い合わせをしようと思っている人の気持ちになって、
本当に問い合わせしたくなるような誘導ができているか
問い合わせページの項目は必要最低限なのか
をテストすべきです。
問い合わせが少ないWebサイトの担当者にお伝えするんですが、
問い合わせする人も、結構な労力を使って問い合わせしているんです。
ということを理解して欲しいですね。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/04/salary-man.png” name=”” type=”l”]質の高い問い合わせだけ欲しいんだよな…。[/voice]そうであれば、質の高いWebサイトにすべきです。
これは、問い合わせページだけでなく、コンテンツ部分も関係しています。
はい、ここでもう一つ。
中小企業のWebサイトの『値段は書けないから、詳しくは問い合わせで、見積します。』っていう例。
あれ、完全に手抜きですよね。
なぜそうするのでしょうか?
問い合わせする方が、苦労するだけですよね。
詳細じゃなくても、簡易的な相場を調べている人だっているわけですよ。
そういう人も、問い合わせしてください。って。どんだけやる気ないんだって思います。マジで。
精神論じゃないんです。論理的に考えてください。
まとめ
ここまでのことをまとめます。
Webサイトからの問い合わせを増やしたなら、まず『数字情報』と『システム構造』を正確に把握しましょう。
そのうえで、Webサイトからの問い合わせを増やす対策をしましょう。
・Webサイトのアクセスを増やす
・問い合わせページに誘導をする
・問い合わせページの項目を減らす
・見込み客のつもりでテストする
ざっとこんな感じです。
問い合わせがほとんどないのに、問い合わせページの項目を増やしたがるケースを、わたしこれまでたくさん見てきました。
そういうケースは大抵、見込み客のつもりでテストをしていません。
問い合わせを増やしたいなら、論理的に対策をするべきですよ。
[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/04/salary-man.png” name=”” type=”l”]アクセスがあって、カッコイイ問い合わせフォームなら、問い合わせは増えるだろう?[/voice]こういう精神論は、本当に聞き飽きました。
Webサイトからの問い合わせを増やすなら、精神論ではなく、論理的に対策しましょう。
わたしのクライアントは、『お問い合せページ』ではなく、『資料請求ページ』と名前を変えただけで問い合わせは増えました。
見込み客の視点になれば分かりますが、お問い合せと資料請求なら、資料請求の方が心理的ハードルが低いです。
問い合わせをするには、自分で質問を考えないといけないから、これは見込み客からしたらかなり労力を使うんですよね。
こういった事例はいくつかあるので、やはり専門家に相談するのが良いと思います。
いずれにしても、Webサイトからの問い合わせを増やすには、論理的に戦略を考えましょう。
問い合わせをしたくなるWebサイトにするには、数字やシステムの情報を冷静に分析することが重要です。