FS040Wのレビュー【従来のFS030Wとの違いを比較しました】

FS040Wレビュー

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2020年9月時点で FUJIWifi が、最新端末の FS040W を取り扱っているのでレビューしました。

ルーター端末のサイズや実測スピードなど、従来のFS030Wとの違いを解説します。

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FS040Wの端末スペック

FS040Wは、FS030Wの後継機です。

比較すると、端末サイズが違うのと、理論値の最大値新速度(ダウンロード)と、対応コネクタが違います。

製品名FS040WFS030W
製造元
製造元富士ソフト富士ソフト
重さ142グラム128グラム
サイズ76×76×19.674×74×17.3
バッテリー容量3060mAh3060mAh
連続使用約20時間約20時間
通信IEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/ac
最大通信速度300Mbps150Mbps
同時接続15台15台
対応コネクタType-C(USB3.0)microUSB(USB2.0)

FS040Wだけをもっても気づきにくいですが、FS030Wと並べてみるとサイズが若干大きくなっているのと、少しだけ重くなっているのがわかります。

FS040W-FS030W

表示される情報も少し違います。

あと高さ(厚さ)も2.3ミリほどFS040Wの方が厚いです。

FS040W-FS030W-connect

また対応コネクタが従来のFS030WはmicroUSBですが、FS040WはType-Cなので最新規格になっているところも注目ポイントです。

FS040Wはバッテリー給電可能

battely-FS040W

FS040Wはスマホと接続すると、スマホに充電ができるというモバイルバッテリー代わりにもなります。

ただし初期設定では、モバイルバッテリー機能はOFFになっているので、ONにしてください。

簡単にFS040Wのモバイルバッテリー機能をONにする方法を紹介します。

パソコンにFS040WのWiFiを使った状態でインターネット接続します。この時に有線で接続する必要はありません。

インターネットにつながっている状態で、「192.168.100.1」とブラウザに入力します。パスワードも求められるので「admin」と入力してください。

ルーターの設定画面にログインできるので、左メニューの『システム設定』>『充電設定』をクリックすれば、ONとOFFを切り替えることができます。

参考までにロングライフモードも初期設定ではOFF(無効)になっているのですが、ここでONにすることができます。

ロングライフモードは、FS040W自体のバッテリー残量が70%を切ったら充電され、70%以上であれば充電されないというものです。

バッテリーの電池パックを長持ちさせるための方法ですが、あまり必要性はないかと思います。

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ということで、FS040Wは初期設定ではモバイルバッテリー機能は使えませんが、設定変更すればモバイルバッテリーにもなるので、参考にしてください。

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FS040Wの実測調査

FS040W(ドコモ・au)とFS030W(ソフトバンク)の合計3台で、実測調査をしました。

いろいろデータサンプルが欲しかったので、池袋駅近くの池袋西口公園や、山梨県の昇仙峡という超山奥の山頂や、渓谷(谷)などでも計測しました。

昇仙峡の滝

端末FS040W
ドコモ
FS040W
au
FS030W
ソフトバンク
ダウンロード7.69Mbps7.93Mbps16.5Mbps
アップロード1.18Mbps0.09Mbps1.16Mbps
ping値51ms42ms84ms

計測データ上ではあまり変わりませんでした。

まわりが岩場だし、ちょうど谷になっているヶ所だったので、電波は拾いにくい環境だったと思います。

ちなみに、au(FS040W)のルーター端末のアンテナが、MAXではなかったです。

昇仙峡のロープウェイ

端末FS040W
ドコモ
FS040W
au
FS030W
ソフトバンク
ダウンロード12.7Mbps3.56Mbps40.9Mbps
アップロード1.90Mbps0.35Mbps13.0Mbps
ping値105ms50ms57ms

昇仙峡のロープウェイ乗り場の売店で計測しました。

ソフトバンクだけが圧倒的に速かったです。

auに関しては、かなり遅かった感じです。

この場所(昇仙峡のロープウェイ)は、大型バスも駐車できるような場所ですし、まわりは結構開けているので、電波は拾いやすい環境だと思うのですが、田舎だとauは弱いのかもしれません。

昇仙峡の山頂

端末FS040W
ドコモ
FS040W
au
FS030W
ソフトバンク
ダウンロード19.1Mbps1.73Mbps3.58Mbps
アップロード15.4Mbps1.62Mbps0.45Mbps
ping値36ms163ms74ms

ここではドコモだけが圧倒的に速い感じでした。

auはドン詰まりしているような計測結果で、ソフトバンクもかなり遅い結果でした。

山頂には携帯の基地局らしきものがあったので、もう少し速いと思っていたのですが、ちょっと期待外れでした。

池袋西口公園噴水広場

端末FS040W
ドコモ
FS040W
au
FS030W
ソフトバンク
ダウンロード9.19Mbps3.19Mbps8.33Mbps
アップロード19.9Mbps6.25Mbps16.8Mbps
ping値37ms31ms103ms

都内に戻って、池袋駅の西口にある噴水広場で平日の20:30頃に計測しました。

正直どれも同じぐらいの感じですが、ちょっとauが遅いかな?という気がします。

ここにいる人たちのほとんどが、スマホ操作していたことからも、回線は混雑していたと思います。

とはいえど、ブラウジングした感じでは、ドコモでもauでもソフトバンクでも、体感は変わらない感じでした。

resarch-speed

今回、FS040WのドコモとauはFUJI Wifiでレンタルし、FS030WのソフトバンクはハッピーWiFiでレンタルしたものを利用しました。

FUJI Wifiでレンタルできるドコモとauは、BIGLOBEの回線をつかんでいたと思われます。

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純粋なキャリア回線ではなく、格安SIMの回線をつかむことに対して、いろいろ意見があると思います。

ただわたしが知っている知識でいえば、BIGLOBE au回線は、WiMAXのオプションであるau 4G LTE回線と同じはずです。

この回線は、4G回線なので、3G回線はつかめないはずなんですよね。

つまり3G回線が重要なエリアに行けば、ちょっとシンドイ結果になるはずです。

今回の実測調査で、これが確実に実証できたわけではありませんが、都心部ではない田舎で利用するなら、FUJI Wifiのauはおすすめできないかなというのがわたしの率直な感想です。

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また、FS040Wの使用感については、FS030Wとあまり変わらないと思いました。

FS040Wは新しい端末なので、バッテリーの持ちは良かったという感じで、悪くはなかったですが、すごく良かったという感じもしませんでした。

個人的には、FS040WでもFS030Wでも良いな。

ただどっちが良いかと言ったら、新しい方が良いはずなので、FS040Wの方が良いかな。という感じです。

FS040Wのまとめ

FS040Wは、FS030Wの後継機ですが、驚くほどの進化は感じませんでした。

もちろん機能的には、スペックはアップしていますが、サイズが大きくなっているし、ちょっと重くなっているし、実測調査でもあまり変化は感じられませんでした。

FS030Wと比較して
  • FS040Wは大きくなった
  • FS040Wは少しだけ重くなった
  • FS040Wのコネクタはtype-Cになったので便利になった
  • FS040Wはモバイルバッテリー機能があるけど初期設定は無効になっている
  • FS040Wだからといって通信速度は速くないと思った

率直にコネクタがtype-Cになったのが良いなと思いましたけど、それ以外はFS030Wとあまり変わらないという感じです。

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とはいっても、FS030Wの方が良いということではないので、FS040WとFS030Wだったら、FS040Wをおすすめします。

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2020年9月時点で、FS040Wを取り扱っているのは、 FUJIWifi です。

担当者に聞いたところ、レンタルWiFi事業者でFS040Wを取り扱っているのは、FUJIWifiだけらしいです。

気になる方は、 FUJIWifi のサイトをチェックしてみてください。

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