5GとWiFi6の違いとは【次世代の高速データ通信の特徴をわかりやすく解説】

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最近『5G(ファイブジー)』とか『WiFi6(ワイファイシックス)』とかって言葉をよく聞きますよね。

どちらも次世代の高速データ通信に関係する言葉です。

[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2019/06/Anxious-person.png” name=”” type=”r”]5Gとは何のことで、WiFi6とは何のことなのか?[/voice]

それぞれの違いや特徴をわかりやすく解説します。

5Gとは

5Gとは、第5世代(5th Generation)の移動通信システムのことです。

総務省のサイトで、世代ごとの移動通信システムがわかりやすくまとめられています。

移動通信システム

5G(第5世代移動通信システム)は、2020年4月から本格導入されました。

5G

5Gの通信速度は、最大で10Gbpsと超高速です。

また特徴的なのが遅延(タイムラグ)が発生しにくいことと、同時接続数が多いことです。

移動通信システムの推移をまとめました。

世代最大速度時期特徴
第2世代10Kbps1993年メール
第3世代384Kbps2001年テキストサイト
第3.5世代14Mbps2006年画像表示
第3.9世代150Mbps2010年ユーザー投稿
第4世代1Gbps2015年動画配信
第5世代10Gbps2020年遠隔操作

主に携帯電話(スマートフォン)など移動通信デバイスでできるようになってきたことです。

5Gについては、2020年4月に本格導入されたというものの、全国的に行き渡るのが2025年ごろと予測されています。

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いずれにしても、5Gとは移動通信システムの第5世代と認識しておけばOKです。

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WiFi6とは

WiFi6とは、第6世代のWiFi(ワイヤレス)通信規格のことです。

わかりやすい例だと、光回線などで使われるWiFiルーターの通信に関係しています。

WiFi通信規格の推移をまとめました。

世代最大速度時期規格名
第1世代2Mbps1997年IEEE 802.11
第2世代54Mbps1999年IEEE 802.11a
第3世代54Mbps2003年IEEE 802.11g
第4世代600Mbps2009年IEEE 802.11n
第5世代6.9Gbps2013年IEEE 802.11ac
第6世代9.6Gbps2020年IEEE 802.11ax

WiFi6は2020年にスタートしています。

IEEE802.11axという通信規格は、超高速でなおかつ複数デバイスとの接続に強いという特徴があります。

4Kや8Kといった映像配信にも耐えられるため、e-sportsの分野で注目されています。

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いずれにしても、WiFi6とはワイヤレス通信規格の第6世代と認識しておけばOKです。

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5GとWiFi6の違いとは

ここまで解説してきて、まだ違いがよく分からない人もいるかと思います。

5Gとは移動通信システムの第5世代のことで、WiFi6とはワイヤレス通信規格の第6世代のことです。

比較しました。

名称5GWiFi6
詳細第5世代移動通信システム第6世代ワイヤレス通信規格
通信速度最大10Gbps最大9.6Gbps
使用範囲携帯基地局周辺
※スマホなどのデバイスで屋内屋外
固定回線のルーター周辺
※自宅やオフィスなどの屋内
特徴・超高速
・超低遅延
・多数同時接続
・超高速
・大容量
・多数同時接続

これをみれば分かるように、5GとWiFi6は、特徴が非常に似ています。

ただ詳細や使用用途に違いがあるということが分かりますね。

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簡単に違いをわかりやすく解説するなら、5Gは携帯基地局との通信、WiFi6は固定回線のルーターとの通信と理解して問題ないと思います。

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5Gのこれを知っておけばOK

いずれにしても、5GもWiFi6も、次世代の高速データ通信に関係する言葉です。

5Gについては、携帯基地局(ドコモやauやソフトバンク)が基地局のアンテナを建設を進めておりますが、2020年7月時点ではまだまだ浸透していません。

そもそも5G対応デバイス(5G対応スマホ)もようやく、一部で発売され始めたレベルです。

実は人気のスマホiPhoneシリーズの、iPhone11Proも、iPhoneSE(第2世代)は、5G対応していません。

わたしがたくさんレビューしているモバイルWiFiでも、5G対応しているモバイルルーターはいまのところありません。

2020年の秋以降に対応デバイスが出てくると思いますが、世の中に浸透するのはかなり先になることを予想しています。

WiFi6のこれを知っておけばOK

WiFi6に対応した固定回線のルーターは、いくつか発売されています。

WiFi6(IEEE802.11ax)に対応しているルーターは少し高いですが、WiFi4(IEEE 802.11n)やWiFi5(IEEE 802.11ac)などの規格と下位互換性もあります。

現状は、WiFi6に対応したパソコンやスマホはあまり多くありません。最新のパソコンやスマホはWiFi6(IEEE802.11ax)に対応していますが、WiFi6に対応させるために、わざわざパソコンやスマホを買い換える必要はないと思います。

ただし固定回線のWiFiルーターは買い替え頻度が非常に少ないパーツなので、固定回線のルーターを買い換えようと検討している人なら、これを機にWiFi6対応のルーターを購入した方がいいと思います。

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