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最近のサイト制作は『炎上』するリスクが非常に高いように感じますけど、みなさんどうしていますか?
これまでいくつか炎上案件に携わってきたからこそ、炎上する傾向がわかりました。
炎上すると精神的なダメージも結構あるので、事前に回避させるようにしてください。
わたしの経験を参考に、サイト制作で炎上させない秘訣を解説します。
サイト制作が炎上するクライアントの傾向
サイト制作で炎上するのは、ほとんどがクライアント(発注側)にあります。
わたしは、これまでたくさんサイト制作案件をこなしてきました。
煙が出そうになったことも何回かありましたし、実際に炎上して精神的ダメージでかなり凹んだこともあります。
これらは、こちら側の仕事のミスというより、そのクライアントにありました。
こういうクライアントを、わたしは『モンスター』と呼んでいますが、ぜひこういうモンスターをうまく回避しないと、マジでシンドイです。
サイト制作案件を炎上させるモンスタークライアントには、以下の傾向があります。
短納期で泣きついてくる
わたしの経験上、サイト制作案件で炎上する傾向が最も高いのは、『短納期の案件』です。
一般的にサイト制作は3ヶ月前に契約して、開発期間は2か月前後というのが多いですが、ぶっちゃけ突貫でやれば、1ヶ月でサイトはできないことも無いんですよね。
担当者が泣きついてこられると、なかなか断りづらいものです。さらに単価がおいしいと、余計に断りにくいですよね。
短納期で見積依頼があるのは、こういう傾向かと。
- 担当者がハンドリングできていなくワンマン社長のトップダウンで決まる
- 他のサイト制作会社に相手にされない
- お金さえ払えば何でもやってくれると思っている
短納期の案件は、こういう経緯があることをしっかり想定しておいた方が良いですよ。
確認期間を延長してくる
次に炎上する傾向が高いのは、確認や社内調整がめちゃめちゃ長いクライアントです。
基本合意した後、基本契約書などを締結し、正式にサイト制作の受注となりますが、この契約書の締結も長いクライアントは要注意です。
それ以外に、サイト制作の要件定義や、ワイヤーフレーム確認などを、打ち合わせする時に、期限を決めてスケジュール通り進めようと思っても、クライアントが社内事情を理由に期限通りに回答を戻してこなかった場合は、かなり危険な状況です。
スケジュール通り進まないのは、こういう傾向かと。
- デザイン(見た目)のパターンをいくつも比較したがる
- 担当者が無知すぎて社内合意をとれない
スケジュール通りに進行できなくなったからといて、契約解除はできずに、契約を修正するしかないですもんね。
納期を延期する
そして、炎上がほぼ確定的になるのが、納期(サイト公開日)を延長するクライアントです。
クライアントの社内事情で、意思決定が遅かったりした場合、『納期を2週間伸ばすから、完璧なものを作ってくれ。』という謎の要求がよくあります。
納期を延長するのは、こういう傾向かと。
- 制作側に気を使っている雰囲気を出す
- お金さえ払えば何でもやってくれると思っている
この段階で、煙がモクモクしている感じです。
納品しないと、サイト制作費が請求できないから、納品日を遅らすことを飲まざるおえないですよね。
サイト制作を炎上させない方法
短納期は絶対に請けない
サイト制作で炎上するリスクが高まるのは、納期に関することがほとんどです。
短納期というだけで、炎上のリスクが高すぎます。
そもそも、短納期になる原因は発注側にありますから、問題を抱えているクライアントと仕事をする覚悟がなければ、高単価であっても辞退した方が賢明ですよ。
炎上すると精神的に追い込まれますし、結果的においしい仕事と思っていたのが、全然おいしい仕事じゃなかったというのがほとんどですよ。
短納期は、絶対的なクライアントコントロールができるぐらいの条件でない限り、わたしでさえ請けません。
やめておいた方が良いです。
希望を聞くのではなく要件を決めてあげる
サイト制作では、クライアントの希望をできるだけ聞いてあげた方が良いと言われますが、それはちょっとニュアンスがちがうかなと。
確かにクライアントの希望を聞いてあげるは需要なのですが、Webに関しての知識がほとんどないので、的外れな要求をすることも多いです。
だから一番やってはいけないのが、『選択肢を広げること』ですね。
Web制作案件では、希望を聞くのではなく、こちら側がしっかり要件を整理して決めてあげるということです。
つまりディレクションがとても重要ということです。
まとめ
サイト制作で炎上するのは、大抵クライアントに原因があります。
仕事が欲しくて、どんな案件でも受注してしまうと、イタイ目をみますよ。
- 短納期は絶対に請けない
- 希望を聞くのではなく要件を決めてあげる
サイト制作で重要だと思うのが、炎上しそうなクライアントを納得させることよりも、炎上しないクライアントをもっと喜ばせる方が、最終的に良いということです。
炎上って、マジで良いことないです。
炎上したという言葉が独り歩きしてしまうと、クライアントに原因があったとしても、受注側が悪いという風に見られてしまうのも事実です。
そうなってしまうと、仕事を振ってもらえなくなるし、協力して欲しい時に協力を得にくくなるので、フリーランスにとっては、炎上は営業妨害のなにものでもありませんよね。
短納期の案件は請けないということと、クライアントの希望を聞くのではなく、こちらが選択肢を狭めて決めてあげるように進めれば、炎上は回避できると思いますよ。