Googleアナリティクスは非常に高機能な分析ツールです。
サイトに訪れたユーザーを様々な視点で分析できます。


より実践的なケースを想定して、Googleアナリティクスでユーザーを分析しましょう。
今回は、Googleアナリティクスのユーザー(訪問者)を分析する方法について解説します。
ユーザーを分析する手順
Googleアナリティクスにログインする

Googleアナリティクスにログインします。
ユーザーのサマリーを表示させる

Googleアナリティクスで一番良く見るユーザーのサマリーを表示します。
これで、サイトのユーザーを分析する準備ができました。

じゃ、実践的なユーザーの分析について教えてください。
よろしくお願いします!
ユーザーを分析する5つの方法

1. ユーザーの年齢を分析する

Googleアナリティクスの左メニューのユーザーの中のユーザーの分布の中の年齢をクリックします。
そうすると、ユーザー(サイト訪問者)の年齢がわかります。上図では25-34才のユーザーが53.93%ということがわかります。
さらに、25-34をクリックすると、25-34才の性別が表示されます。

Googleアナリティクスでユーザーの年齢を分析しましょう。
ターゲットにしている年齢層の直帰率やコンバージョン率も確認すると、サイトの戦略が見えてくるかもしれません。
2. ユーザーの地域を分析する

Googleアナリティクスの左メニューのユーザーの中の地域の中の地域をクリックします。
さらに画面下部に国別でユーザーが表示されるのでJapanをクリックします。
そうすると、ユーザー(サイト訪問者)の地域がわかります。上図では東京のユーザーが46.41%ということがわかります。

Googleアナリティクスでユーザーのアクセス元地域も分析できます。
地域別で、新規ユーザー率や、直帰率、コンバージョン率に注視すると、思わぬ気づきがあるかもしれません。
3. ユーザーのブラウザを分析する

Googleアナリティクスの左メニューのユーザーの中のユーザー環境の中のブラウザとOSをクリックします。
そうすると、ユーザー(サイト訪問者)の使っているブラウザがわかります。上図ではInternetExplorerのユーザーが8.44%いるということがわかります。
さらにInternetExplorerをクリックすると、ブラウザのバージョンが表示されます。

InternetExplorerのバージョンチェックなどで使える機能なので一度チェックしてみてください。
Googleアナリティクスでは、ユーザーのブラウザやOSも分析できます。
IE対応をどこまでカバーするかの参考になるので、確認してみてください。
4. ユーザーのモバイルデバイスを分析する

Googleアナリティクスの左メニューのユーザーの中のモバイルの中のデバイスをクリックします。
そうすると、モバイルユーザーの使っているモバイル端末がわかります。上図ではiPhoneユーザーが63.24%いるということがわかります。

(not set)というのはGoogleアナリティクスがデータを取得できなかったという意味で、一定数存在することはしょうがありません。
Googleアナリティクスでは、モバイルユーザーの端末も分析できます。
スマートフォン対応をしていれば、どのスマホの数値が良いのか、把握しておきたいですね。
5. ユーザーエクスプローラを分析する

Googleアナリティクスの左メニューのユーザーの中のユーザーエクスプローラをクリックします。
そうすると、クライアントID毎のセッション数(アクセス数)などが確認できます。
クライアントIDは、デバイスやブラウザの情報から匿名のIDを使っています。この情報から個人情報はわかりません。
またユニバーサルアナリティクスのUserIDはデバイスをまたぎ、(Facebookなど同一アカウントIDにログインしている)ユーザーを紐付けますが、ここでいうクライアントIDはそれとは関係が無く別のモノです。

この機能を簡単に説明すると、ある匿名のユーザーの行動明細を把握できる機能です。
ちょっと詳しく解説します。
さきほどの上図のクライアントIDをどれでもいいので、クリックしてみてください。
そのクライアントIDの行動明細が確認できます。

この緑枠で囲ったクライアントIDはある匿名のIDです。
このユーザーの行動明細を時系列でチェックできます。
このユーザーは11月30日にもサイトを訪れてくれています。
そしてこのユーザーは12月1日にも何回かサイトを訪れてくれています。
上図の赤枠の矢印をクリックすると、このセッションの明細も確認できます。

このユーザーは、6:48頃にある記事を読んだ後、7:18頃に別の記事を読んでいるのが確認できます。

これは、サイトのユーザーの行動がどういう傾向にあるか、参考になりますね。

直帰率の高いユーザーや、セッション数が少ないユーザーの行動明細を見ても得れるものは少ないですが、ヘビーユーザーの行動を分析するには、非常に役立つ機能です。
Googleアナリティクスでは、このような行動明細が確認できます。
以前まではこのようなユーザーの行動明細は確認できませんでしたが、このユーザーエクスプローラでは細かく確認できるようになりました。
コンバージョンしたユーザーを選択してそのユーザーの行動明細をチェックすることで、何か気づけるかもしれませんので、確認してみましょう。
まとめ

長くなりましたがまとめます。
Googleアナリティクスで、ユーザーをしっかり分析しましょう。
実践的なケースでは、ユーザーは5つの方法で分析することをおすすめします。
1.ユーザーの年齢を分析する
2.ユーザーの地域を分析する
3.ユーザーのブラウザを分析する
4.ユーザーのモバイルデバイスを分析する
5.ユーザーエクスプローラを分析する
Googleアナリティクスでサイト訪問者のことを、それぞれの目的にあわせてしっかり分析できるようになりましょう。
Googleアナリティクスは非常に高機能で、使いこなせばこなすほど良さがわかります。
別記事で、使い方をまとめていますので参考にしてください。
サイトを見にきてくれたユーザーの分析はしっかりやりたいです!