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本屋で何冊か本を購入することはありませんか?わたしは月に一度くらい本屋に寄って、大量に本を買うために立ち寄ることがあります。そんな人のためにオススメ本を紹介したいと思います。
その本とは、あのAKB48の総選挙で1位になった指原の本です。
これがすごくおもしろい本だったし、わたしは刺激を受けたので、書評とともに紹介します。
指原は文才がある
指原莉乃って子はすごい文才がある人なんだと思います。
以下は書籍の中でも紹介されていた、ある日の指原自身のブログの引用です。
[aside type=”boader”] 昨日、道を歩いてたらネギが丸々落ちてたんですよ
もう一回いいますね
ネギが丸々落ちてたんですよ
びっくりしませんか?
深夜の暗さに白ねぎのコントラストが最高でした
どうしようもないのでどうもしなかったけど、
朝みたらもうなかったよ(゜_゜
ああ、あのネギはどうしてるんだろう
どこにいるんだろう
誰といるんだろう
気づいたら頭はあのネギのことばかり。
あれ?これってまさか…!
…恋!?
そんなことばかり考える17歳の金曜22時前です
[/aside]
[引用:ameba]
このブログ、あのプロデューサーの秋元康さんがチェックし、「ブログがおもしろいからもっと更新して、ファンに伝えていけ!」と指示したらしいです。
このブログは、指原が17歳の時のようですが、この短文で突っ込みどころや、笑うポイントがあって、最後まであっという間に読んじゃって、コメントしたくなっちゃう文章ですよね。いま読んでもおもしろいです。
指原莉乃のファンというのは、こういう彼女の才能に惚れ込んでいるんだろうな。と思いました。
イジられることでキャラができる
指原莉乃は書籍の中で、「イジられることでキャラができる」と言っており、自分のキャラは他人が見つけてくれるという考えを持っているようです。
確かに、自分でキャラ設定しても、設定に無理があったりするとおもしろくないですよね。
「ハゲ」や「アゴ」とかイジられるのは本人がそれを受け入れて自虐的にキャラ設定すると、すごくはまるケースが多いのかもしれません。
そういった意味で、キャラはつくるものではなく、受け入れて使うもの。と考えたほうが良いのかもしれませんね。これ勉強になりました。
へタレキャラを確立
指原莉乃というとへタレキャラというイメージがありました。
なぜへタレと呼ばれるようになったのかというと、彼女の冠番組「さしこのくせに」でバンジージャンプの企画があって、追い込まれているにもかかわらず、最後まで飛ばなかったということから、へタレキャラが確立されたようです。
ただし、指原自身は、実はあの状況に追い込まれてもバンジーを飛ばないからこそ、へタレじゃないと思ったらしいです。
これ、すごくないですか?めっちゃくちゃポジティブですよね。彼女の冠番組「さしこのくせに」の影響もあると思うのですが、へタレをうまく利用してきたことで、キャラを確立したんだ。とはじめて知りました。
ネガティブな時にネットの情報を見ない
指原莉乃というば、恋愛スキャンダルがあって、東京から福岡に左遷されたように言われています。この時の彼女は、本当に追い込まれていたようですが、AKB48の先輩たちから、ネガティブな時にネットを見ちゃいけない。というのを学び、本当に見なかったと。これが正解だったとも言っています。
すごく自分の意思が固い人なんだな。と思いました。あの状況からここまで上り詰めてきたのは、逆境に強いからこそだと思っていたんですが、もともと逆境に強かったわけではなく、こういう機会を通じて逆境に強くなったんですね。
というかもともと逆境に強い人なんていなくて、こういう経験を通じてでしか強くなれないものなんじゃないかと思いました。
本気で信じられる人を信じれば良い
指原莉乃は書籍の中で、「本気で信じられる人を信じれば良い」と言っています。また彼女は、当時褒め言葉しか聞かなかった。そして余計なところには絶対に口を出さなかった。と言っています。
指原のいう本気で信じられる人とは誰なのかわかりませんが、彼女なりに判断基準があったんでしょうね。これはいまのわたしにも言えることで、やはり自分の基準で人のいうことを受け入れて、全部のアドバイスを聞こうとすることが無意味と思いました。
正統派アイドルをあきらめる
指原莉乃は地元の大分にいたころは自分をかわいいと本当に思っていたようです。でも上京してAKB48 に加入してから、すぐに自分はブスだと認識したようです。だからすぐに正統派アイドルをあきらめられた。と言っています。
この方向転換というかピポッドする力がすごいと思います。なかなか周りから見る自分を受け入れるのって、時間がかかると思うのですが、彼女は主観的ではなく、客観的に判断して方向転換したんでしょうね。このフットワークの軽さが、彼女の成功に繋がったのだと思いました。
挨拶は超だいじなこと
指原莉乃は「挨拶は超だいじ」と書籍の中で言っています。全員で挨拶する時も、あえてテンポをズラして印象に残るように、また一度だけじゃなく二度挨拶を。そして誰よりも早く「先手挨拶」を心がけ、必ず目をそらさないで挨拶していたとのことです。
これ本当に感心しました。挨拶をなぁなぁにするのではなく、あえてテンポをずらして印象付けることまでやっていたとは。芸能界ってそういう細かいところに神経尖らせているんですかね。いや芸能界だけじゃなく、一般社会でも充分使えるテクニックだと思いました。
土俵を替える
指原莉乃は「同じ土俵で同じルールで同じ武器で戦ったら負けるのは目に見えている」と書籍の中で言っています。「気にしすぎるな。そこじゃない。」
この言葉、すごく深いと思います。同じ土俵で戦うことってリスクでしかないわけで、ビジネスも勝てるところでしか勝負しちゃダメなので、いかにニッチを攻めるのか?をわたしは考えていますが、まさに彼女の「気にしすぎるな。そこじゃない。」というのは、わたしには響きました。
彼女がアイドルを志したコンサート
藤本美貴の出てくるエピソードは胸を熱くさせました。指原の中にあるアイドルへの揺るぎない思いが伝わるエピソードでした。こういう熱い気持ちってやはり人を強く動かす動力になっているんだと思います。
まとめ
本当に読んで参考になりました。ぜひキャラ設定に悩んでいたり、逆境にたっている人にはオススメしたいですね。この書籍は、2014年8月に発売され、既に11万部も売り上げているようです。すごいですね。
逆境にいる人にはもちろんですが、そうじゃない人にも参考になることがたくさん書かれていると思いました。ぜひ購入してみてください。
あと、AKB48の高橋みなみの書籍「リーダー論」も非常に売れているようですね。管理職にオススメ!ってPOPがありました。この書評はまた別途書きたいと思います。
AKB48ってのは、これまでのアイドルと違ってキレイな部分だけじゃなく、ステージの裏側まで公開していてしかもメンバー同士を競わせるから、一般社会でも参考になることは多いと思います。