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わたしはグラフィックボードは、NVIDIAのGTX1080を使っているのですが、最近新しく発売されたRTX2080が気になったので、比較してみました。
思った以上にスペック差はありましたが、体感できるのは限定的です。
今回は、ベンチマークの比較や、RTXのグラボのポイントを解説します。
GTX1080とRTX2080のベンチマーク比較
グラフィックボードのベンチマーク比較には『ファイナルファンタジーXVのベンチソフト』を使って比較しました。
わかりやすく、動画で編集しています。
GTX1080とRTX2080の高品質と標準品質で比較しています。
ちなみにファイナルファンタジーXVのベンチソフトスコアの評価はこちらです。
スコア | レベル |
---|---|
12000~ | 非常に快適 |
9000~11999 | とても快適 |
6000~8999 | 快適 |
4500~5999 | 普通 |
3000~4499 | やや重い |
2500~2999 | 重い |
0~1999 | 動作困難 |
このようにスコアは、かなり違いました。
グラフィックボード | 品質 | スコア | 評価 |
---|---|---|---|
GTX1080 | 標準 | 10865 | とても快適 |
GTX1080 | 高品質 | 8266 | 快適 |
RTX2080 | 標準 | 13594 | 非常に快適 |
RTX2080 | 高品質 | 10857 | とても快適 |
標準で比較すると、GTX1080がスコア10865に対し、RTX2080がスコア13594でした。
これは、25.11%も差があります。
また高品質で比較すると、GTX1080がスコア8266に対し、RTX2080がスコア10857でした。
これは、31.34%も差があります。
つまりグラフィックボードの性能を比較するのに良く使われるファイナルファンタジーXVのベンチソフトで、GTX1080とRTX2080では、25~31%のスペック差があることが確認できました。
GTX1080でも、RTX2080でも、ファイナルファンタジーXVのような重たいゲームは快適に遊べることが分かりますが、やはりRTX2080の方がスコアは断然良いですね。
ただ4K対応モニターでなければ体感できない
ここまでのスコア差があれば、かなり違うと思ったのですが、実際に見た目ではほとんどわかりませんでした。
というのも、わたしのディスプレイはフルHDで、4Kに対応していません。
RTXには、リアルタイムレイトレーシングが搭載されており、これは4Kに対応したモニターでなければ、そこまで違いがわかりません。
つまりグラフィックボードのスペックは高いに超したことはありませんが、GTX1080とRTX2080ぐらいの差であれば、4K対応のモニターを使わななければ、違いが体感できないことが分かりました。
※このことはドスパラでも確認済み。
GTX1080とRTX2080のコスパの差
GTX1080とRTX2080のコスト差は、かなりあります。
グラフィックボード | 価格帯 |
---|---|
GTX1080(Amazon) | 5万円~8万円 |
RTX2080(Amazon) | 9万円~13万円 |
この差をどう判断するかは、それぞれ皆さんに状況によって違うと思いますが、2019年5月時点では、約2倍にもなります。
グラフィックボードは、サイズやファン、メーカーによって値段差があるので、基本的には同型で安いものを選ぶべきだと思いますが、それでもやっぱりRTX2080は高いですね。
既にGTX1080前後のスペックのグラフィックボードを持っている人であれば、わたしはわざわざ買い替えるまでの必要は無いと感じます。
値段差が2倍近くあって、スペックが30%の違いは微妙ですね。
この価格差であれば、グラフィックボードよりモニターにお金をかけた方が良いのではないでしょうか?
4K対応のモニターは4万円を割ってきています。
GTX1080からRTX2080に乗り換えるのであれば、先に4K対応のモニターに予算をまわした方が良いですね。
よりハイスペックなパソコンを求める人の目的によって、予算のかけどころは変わってきますが、FPSのゲームをプロレベルでやっていて、4Kモニターを持っている人なら、RTX2080はおすすめですが、そうでもない人なら、GTX1080、もしくはある程度のスペックということで、GTX1060で充分だと思います。
GTX1060だと、だいたい2万円~3万円ぐらいなんで、これから自作PCを組む人なら、グラボはGTX1060にしておいて、CPUやメモリに予算をまわした方が良いと思います。
まとめ
RTX2080は、とてもすばらしいグラフィックボードでした。
ただ、4K対応のモニターがなければ、そこまで価値を体感できないです。
またGTX1080前後のグラフィックボードを持っているなら、買い替えのメリットはそこまで大きくはなく、他のパーツに予算をまわした方が良いと思いました。
ただ、自作PCなんて、ロマンみたいなものだと思うので、そういう人は、購入しましょう。
わたしの計測結果では、GTX1080より、RTX2080の方が25~31%ほど、パフォーマンスが高かったです。
30%前後のスペックアップは、かなりすごいですね。4K対応のモニターがあれば、最高のゲーム環境が完成するはずです。
GTX1080とRTX2080で迷っている人の参考になれば幸いです。
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