Google検索順位のクリック率【SEO対策で1位と10位では〇倍も違う】

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SEO対策するなら、検索結果で表示された順位のクリック率の目安を知っておきましょう。

同じページでも1位と10位ではクリック率は大幅に異なります。

狙うキーワードによっても異なりますが、単一キーワードと複合キーワードでも全然違います。

SEO対策をしっかりやりたいなら、検索順位のクリック率ついてしっかり理解しましょう。

単一キーワードの検索順位のクリック率

単一キーワードの検索順位のクリック率は、アメリカのニューヨークにあるインターネットマーケティング会社『NINJAS』が2017年7月に公開したレポートから引用しました。

検索結果クリック率ニンジャス社

調査データ:NINJAS

このデータは2万個の検索クエリ(キーワード)と6000万回以上のクリックを90日間(2017年4月~7月)のデータを分析しているので、比較的新しく信憑性のあるデータです。

このデータから検索結果1ページ目(1位~10位)のクリック率を抜き出しました。

単一キーワードの検索順位クリック率
1位21.12%
2位10.65%
3位7.57%
4位4.66%
5位3.42%
6位2.56%
7位2.69%
8位1.74%
9位1.74%
10位1.64%

これをもとに、単一キーワードの検索順位のクリック率について解説します。

単一キーワードの検索順位が1位だと21%程度がクリックされる

単一の検索キーワードが、1000回検索されていたら、検索順位が1位のサイトは210回程度のクリックがあると予測できます。

[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2018/04/0824c4d0dd5d357b50fd873a0c369391.jpg” name=”” type=”l”]単一キーワードとは、『鼻がかゆい』というように単語のキーワードです。

鼻がかゆい 薬』というような二語以上を入力するキーワードを複合キーワードと言います。

わたしは、単一キーワードの検索順位が1位の場合は、26%前後がクリックされるという認識でした。これは古いデータでしたね。[/voice]

つまり単一キーワードの場合は、入力した人の4人、もしくは5人に1人しかクリックされないということです。

検索順位が10位だと1%ぐらいしかクリックされない

クリック率の違い

検索順位が1位と10位だと約20倍のクリック数の違いがあるということです。

厳密にいえば、21.12%と1.64%には12.8倍の差があるので、20倍とはちょっと誤差がありますが、それでも10倍以上のクリック数が違います。

[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2018/04/2e1550a3f185b88deff5238f98474e91.jpg” name=”” type=”l”]検索順位が同じ1ページ目でも、1位と10位では10倍以上違うということは、Web業界では常識です。

やはりSEO対策するなら、1位を狙わないとダメですね。[/voice]

複合キーワードの検索順位のクリック率

複合キーワードの検索順位のクリック率は、アメリカのシアトルにあるSEOコンサルティング会社『MOZ』が2012年7月に公開したレポートから引用しました。

複合キーワード検索順位

調査データ:Moz

このデータは14500個の検索クエリ(キーワード)のデータを分析しているデータです。

このデータ複合キーワード(3語、4語、5語)の検索結果1ページ目(1位~10位)のクリック率を抜き出しました。

複合キーワードの検索順位3語キーワード4語キーワード5語キーワード
1位51%57%65%
2位34%37%39%
3位29%33%37%
4位23%27%30%
5位20%25%20%
6位17%17%26%
7位15%15%13%
8位15%14%9%
9位12%9%6%
10位11%13%5%
トータル227%233%249%

これをもとに、複合キーワードの検索順位のクリック率について解説します。

複合キーワードのクリック率は単一キーワードより高い

『複合キーワードは単一キーワードよりクリック率が高い』という情報を知らない人はかなり多いと思います。

それなりにサイトを運営していないと、この感覚は得られないと思うのですが、これが事実です。

単一キーワードより複合キーワードがクリック率が高い理由
単一キーワードとは『鼻がかゆい』といったキーワードです。

複合キーワードは『鼻がかゆい 病院 横浜 土日』といったキーワードです。

この大きな違いは、検索するユーザーのモチベーションの高さです。

鼻がかゆい』と検索する人は、そこまで情報を知りたがっていませんが、『鼻がかゆい 病院 横浜 土日』と検索する人は、鼻がかゆいから、横浜で土日に診てもらえる病院を探しています。

単一キーワードより複合キーワードの方が検索モチベーションが高いためクリック率も高くなります。

このように、複合キーワードは単一キーワードよりクリック率が高いということは理解できると思います。

Googleサーチコンソールのレポートでも、複合キーワードばかりが上位に表示されるのは、これが原因です。

複合キーワードは2ページ以上クリックする傾向がある

『複合キーワードは2ページ以上クリックする』という情報も知らない人はかなり多いと思います。

SEOの専門家であれば知っている情報ですが、普通にサイト運営しているだけでは気づけないでしょう。

先ほどのMozの調査データにトータルという部分がありますが、3語キーワードでは227%、4語キーワードでは233%、5語キーワードでは249%がクリックされています。

つまり、検索した閲覧者は、複合キーワードで検索結果が1ページ目ある情報を2ページ以上クリックしてみているということです。

[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2018/04/6a45cb814c86f27c30a9cb5994c3fdb6.jpg” name=”” type=”l”]そのサイトの情報が信じられないから、他のサイトの情報もチェックしてみようと、比較するためにこのように2ページ以上を見ていると推測できます。

複合キーワードで検索するのは、検索モチベーションが高いということなので、サイトの情報をしっかり見極めようとする行為は当然ですよね。[/voice]

このように、複合キーワードの中でも、3語キーワードより4語キーワード、4語キーワードより5語キーワードを入力する方が検索モチベーションが高いので、クリックされる可能性が高くなるということです。

まとめ

SEO対策というのは、できるだけ検索順位を上位にすることです。

同じ1ページ目でも1位と10位では10倍以上の違いがあるということは知っておきたいところです。

また狙うべきキーワードは、単一キーワードより複合キーワードです。

複合キーワードで上位表示されれば、クリックしてサイトに訪れてもらえる可能性が飛躍的に高まります。

複合キーワードを狙うためにも、タイトルのつけ方には注意しましょう。

[kanren2 postid=”9445″]

具体例として説明しましたが、『鼻がかゆい』と検索する人より、『鼻がかゆい 病院 横浜 土日』と検索する人が知りたがっている情報を、コンテンツ化することがポイントです。

はじめからスラスラこのようなコンテンツを作れる人はなかなかいませんが、検索する人のことをイメージしながら記事をつくり、タイトルも工夫して設定すれば、必然的に検索上位にインデックスされ、アクセスは集まります。

単一キーワードと複合キーワードのクリック率が、こんなにも違うことを理解して、サイトを作っていきましょう。

[kanren2 postid=”9784″]

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