WiMAX端末を使ってインターネット接続するのに、速度制限がかかるパターンが3つあります。
今回はWiMAXの速度制限について、まとめました。
WiMAXの速度制限
1. 料金プランによる速度制限
WiMAXにはどのプロバイダでも2つの料金プランが用意されています。
『ギガ放題プラン』と『通常プラン』の2つです。
料金プラン | ギガ放題プラン | 通常プラン |
---|---|---|
月額料金 (BroadWiMAX) | 3,411円 | 2,726円 |
通信量 | 3日間10GB制限 ※3日間で10GB以内であれば 通信制限はない | 月間7GB制限 |
超過時の通信速度 | 1Mbps ※3日間後には解除される | 128Kbps |
加入割合 | 96% | 4% |
この表の料金は、BroadWiMAXを参考にしています。
UQコミュニケーションズだとギガ放題プランは4,380円で、通常プランは3,696円です。(※ギガ放題と通常プランの料金差は、どのプロバイダでも700円弱ぐらいの違いのみです。)
通常プランは、BroadWiMAXだと『ライトプラン』という名前です。

通常プランでは、月間の通信量が7GBを超過すると、翌日から月末まで128Kbpsの速度制限がかかります。
128Kbpsでもインターネット接続はできますが、かなり重いと感じるのでストレスを感じるでしょう。
動画の視聴はできないと思った方が良いぐらいの通信速度です。
通常プランを契約した場合は、この月間7GBの速度制限に注意しなければなりません。
毎日ではなく、週に1度しか使わないような、ライトユーザーであればおすすめです。
2. ギガ放題の速度制限
WiMAXの『ギガ放題』のように聞こえるプランですが、3日間で10GBを超過すると速度制限がかかります。
3日間で10GBという通信量は、1人だけで使い切るのは難しいと思います。
もしくは、重たい動画ファイルや画像ファイルをサーバーにアップロードする場合や、1つのWiMAX端末に複数人で接続して利用する場合だと、3日間で10GBを超過する可能性があります。
つまり普通に個人で使っていれば、3日間で10GBを超えることはそんなにありません。

ギガ放題では3日間の通信量が10GBを超過すると、1Mbpsの速度制限がかかります。

この1Mbpsは、正直体感ではなかなかわからないかもしれません。
だってYouTube動画が普通にストレスなく閲覧できるレベルなので。
そう考えると、ギガ放題では実質的に通信制限はないと考えても良いと思います。
3. LTEオプションの速度制限

LTEオプションとは、ギガ放題プランのことではありません。
WiMAX2+ではなく携帯キャリアのLTE回線を使ったインターネット接続のサービスです。
契約期間が2年だと1000円の有料オプションですが、契約期間が3年だと無料で使えます。
ただしこのLTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)のままインターネット接続を使用しすぎると速度制限がかかってしまいます。
LTEオプションは、月間で7GBを超過すると、128Kbpsの速度制限がかかってしまいます。

ただ月間7GBを超過すると、ギガ放題プランを契約していても、翌日から月末まで128Kbpsに制限されてしまいます。
だからLTEオプションを使うのはこまめに切り替えをした方が良いですね。
WiMAXの速度制限をうけないわたしの運用方法

いかがでしょうか?
WiMAXの速度制限について3つにまとめました。
特に注意すべきなのは、LTEオプション(ハイスピードプラスエリアモード)による月間7GBの速度制限だと思います。

わたしは地下鉄や地下街では、WiMAXのLTEオプションを使用せず、スマートフォンのLTE接続を使っています。
LTEオプションを使用する人や、ギガ放題プランではない通常プランを契約する人は、WiMAXの速度制限に注意してくださいね。
LTEオプションを使用せず、ギガ放題プランを契約していれば、困ることほとんどないと思います。
またヨドバシカメラやビックカメラなどの店員にヒアリングしましたが、ほとんどの人が『ギガ放題』を契約しているとのことです。