コンテンツマーケティング担当者必見!ブログ飯の染谷昌利さん新書

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ブログ飯で有名な染谷昌利さんの新書が出版されたのでチェックしました。

染谷昌利さんは12年以上企業で人事を担当した後、フリーランスとして独立されて「Xperia非公式マニュアル」というサイトで有名になり、いまではブログを使った集客をはじめとするインターネットマーケティングやコンサルティングで第一線で活躍されている方です。

わたしは3年ほど前にWordPress書籍に執筆していた時、染谷昌利さんにご挨拶させていただいたのですが、染谷昌利さんは、物腰柔らかくとても親切な方でありながら、頭のキレるスマートな方という印象でした。

今回、「コンテンツマーケティングの常識」ということで書評とポイントを紹介したいと思います。

コンテンツイズキングとは?

いまではインターネット業界では当たり前に使われる「コンテンツイズキング(コンテンツは王様)」ですが、染谷昌利さんは、「Content is King」をはじめて語ったのは、1996年3月にビル・ゲイツ氏がはじめてだったことを紹介しています。
※引用:content is king – bill gates(1996.3)

インターネットの主役は「コンテンツ」であるべきということを、グーグルが誕生する前にマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏が語っています。引用元の文章を読みましたが、コンテンツイズキングはタイトルにしか使われていません。でもコンテンツは非常に重要で、マイクロソフトはソフトウェアというタイプのコンテンツ開発を最重要視すると宣言しています。

近年の「コンテンツイズキング」というのは、わたしの認識では、グーグルの検索エンジンの開発責任者だったマット・カッツ氏が、サイトにとってコンテンツが最も重要であるという考えに基づき、グーグルの検索結果に反映していくと宣言したことで、多くの関係者で「コンテンツイズキング」が広まったと思っています。

この背景には、被リンク対策に対するグーグルの取り締まりが厳しくなっていて、グーグルのアルゴリズムが改善され、現在では低品質な被リンクを貼ってもSEO効果を期待するどころか、逆効果になってきていて、これはマット・カッツ氏の推奨している、質の良いコンテンツこそが評価され、閲覧者に質の高いコンテンツをしっかり閲覧してもらうことが本来あるべき検索エンジンだ。ということだと思います。

染谷昌利さんは、ここまで深く触れていませんが、良質なコンテンツを生み出すことこそが、コンテンツマーケティングで最も大事で、その考えなくして、コンテンツマーケティングは語れないことからも、書籍の序盤で説明してくれています。

わたしもそのとおりの認識で、そもそもインターネットメディアを運営する人には、技術やテクニックの前に、この「コンテンツイズキング」の考えをもっていないと、良いサービスは提供できないと思いました。

[voice icon=”https://fujimotoyousuke.com/wp-content/uploads/2016/10/fujimotoyousuke1.jpg” name=”藤本陽介” type=”l”]閲覧者に感謝されるコンテンツを提供していきましょう。という染谷昌利さんのフレーズ、刺激受けますね。このコンテンツイズキングという話だけで、染谷さんと2時間は語れそうです。[/voice]

コンテンツマーケティングの基本

染谷昌利さんは「そもそもコンテンツマーケティングってなに?」から、「コンテンツマーケティングのゴール」まで、わかりやすく解説してくれています。その中でもわたしは「コンテンツ作成の大原則」が最も刺激を受けました。

コンテンツ作成の大原則

  1. 対象となる読者に響くタイトル
  2. 対象となる読者が理解できる内容
  3. 対象となる読者が行動に移したくなる便益性の提供

染谷昌利さんが伝えたいことは、この3点にすべてが込められているとわたしは思いました。タイトルによって読者に気づかせて、内容は読者にわかりやすい言葉で説明し、その結果アクションしたくなることが、素晴らしいコンテンツだ。ということをわかりやすく解説してくれています。

特に3.対象となる読者が行動に移したくなる便益性の提供 が最もコンテンツを作成する上で意識しなければならないと訴えているようにわたしは感じましたが、やはり人を動かすことができるコンテンツを作れるようになりたいと思いましたね。

伝わるコンテンツ作成術

伝わるコンテンツの作成術のパートでは、キーワード抽出方法、言葉の使い方、画像・動画・イラストの使い方テクニック、レイアウトやデザインなど、実践的な解説をしてくれています。その中でもわたしが最も重要だと思ったのが、想定読者を見える化するという、要は「ペルソナ設定」がもっとも大切だと思いました。

誰に見て欲しいのか?が重要

コンテンツマーケティングにおいて、そもそも誰に見て欲しいのか?その「誰」という設定がしっかりできていないメディアは、やはり閲覧者からすると退屈になってしまうコンテンツにしかならないと思いますし、中小企業のWeb担当者はこれをわかっているようで全くわかっていないというのがわたしの認識です。

ぜひこの書籍を手にとって読む機会があったら、この想定読者を見える化する。というパートはしっかり読んでもらいたいと思いました。

書評 まとめ

ブログ集客の第一線をいっている染谷昌利さんの新書は、基本的なことを本当に初心者目線で解説している書籍だと思いました。Web制作会社やWebメディア運営会社の担当者は既に知っていることばかりかもしれませんが、あらためて確認するためにも、読む価値はあると思いますし、何もわからない初心者にはちょうど良いレベル感と思います。

この書籍を読んで、わたしはもっと、ペルソナ設定(誰のために書くのか?)を意識してコンテンツ作成に取り組もうと思いました。染谷昌利さんの新書おすすめです。

染谷昌利さんの書籍

染谷昌利さんといえば、やはり「ブログ飯」が有名です。こちらもすごくおもしろかったです。もしまだ見られていなかったらぜひチェックしてみてください。

またあのイケダハヤトさんと共著で出版された「アフィリエイトの教科書」も、これからアフィリエイトをはじめるなら、とても参考になりますのでおすすめです。

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